学ぶ・成長するというシーンでは、必ず情報収集がはじめの一歩になります。
プロジェクトの成功も仕事のノルマ達成も受験も資格試験も、それらの目標を達成するために必ず「学び」が必要です。
人から、本から、インターネットから情報を収集し、知識として蓄え、学習を繰り返すことで目標達成につながります。
そして、実績や経験、名声、収入や時間の自由など、自身が志すゴールを達成したときに自己実現を迎えます。
その最も重要な根底となるのが「情報収集」です。
つまり、情報収集力を磨き、情報の質と量を高めることで「自己実現」の確率も精度もスピードもアップすることができるのです。
もし、情報収集力が現在の10倍になったら、あなたはどのような変化が起きるでしょうか?
おそらく、自己実現が10倍のスピードで可能になります。
あのマイクロソフト社の創業者であるビルゲイツ氏が「あなたが一番欲しい能力は?」という問いに対し、「本をものすごいスピードで読む能力」と答えたのは有名な話です。
ゲイツ氏に限らず、成功者と呼ばれる人たちは「読書」をはじめとして「質と量を兼ね備えた情報」を収集することを常々実践しています。
普段触れる「情報の質と量」がいかに自分の人生に大きな変化を与えるかを知っているのです。
速読は、ただ単に「本を速く読む能力」というだけにとどまりません。
私たちが求める夢や目標、自己実現において最も重要な「情報の質と量」の向上をもたらし、そのことが「時間の質と量が変わり、人生の質が変わる」ことに直結しています。
あくまで速読は情報収集のツールにすぎません。
重要なのは速読をどう生かすか?
真の目的はそのツールを使ったその先にあるはずです。
・受験勉強のために速読を活用する
・仕事のレベルアップのために速読を活用する
そのように活用することで本当の意味ある自己投資になります。
速読を身につければ、情報過多の時代において、あらゆるメリットがあります。
速読を体験した皆さんからは決まって、「本を読むハードルが格段に下がり、難しそうな本でも苦もなく読めるようになった」という方が多いです。
今まで苦労しながら読んでいたり、読もう読もうと思いながらも結局ページを開くことすらできなかったりした本が、たった10分、15分程度で読み終える喜びを感じているようです。
情報処理が圧倒的に速くなることはもちろん、仕事や学習、趣味などでもシーンを問わず効率化を図ることができます。
そして、学習が楽しくなったり、向上心が出てきたりと、マインドの変化が起きることも速読思考の効果といえます。
「速読=自己実現をするための確かな力」ではありません。
速く読めて当たり前。速く読めること自体に意味はありません。
そこを勘違いしないでください。
問題は速く読むことではなく、速く読めることを何に活用するかです。
本記事では、なぜ速読思考が必要なのか?
その速読思考を意識することであなたの他の部分がどう変わるのか?
そして、簡単に誰でもできて、日々の仕事の中でも応用できる実践的なトレーニング方法をインプットとアウトプットという画面で解説します。
本記事を手掛かりに速読というツールを使って、あなたの人生の時間の質と量を変える「速読思考」を自分のものにしてください。
速読は、ただ速く読むことができるだけではなく、考える力や思考力を鍛えることにも役立つことを知ってましたか?
ここでは脳の持つ特徴について簡単に説明していきます。
人間の脳は「見る」という動作だけを処理しているわけではなく、「考える」であったり「聴く」であったり、様々な処理を行っています。
その中でも「見る」スピードだけを極端に上げ、高速状態に慣れていくと、「見る」以外の処理能力も徐々に上がってきます。
この脳の仕組みを生かして、もともと処理できていたスピードよりも速いレベルでの思考や理解ができるようになります。
速読をしているとき、まず「速く読む」→「高速で文字を見る」状態になります。
その状態をしばらく続けていると、高速で文字を見る刺激が「見る」という行為に対してだけでなく、「思考」という脳の機能に対しても同じように働きかけてきます。
速読トレーニングって聞くと、ただ高速で本を読んでいるだけのようにも思われますが、実はその波及効果は皆さんが想像する以上に大きいです。
言い換えれば、速読は、あなたの仕事や勉強、プライベートにおいてまで、なくてはならない非常に強力なツールになり得るということです。
実際に速読を実践している方からは
という感想がたくさんあります。
もちろんこれは先ほどお伝えしたように、情報のインプットの速度が上がったことで、結論を出すまでの時間が短縮されたこともあります。
しかし、一方で速読トレーニングに取り組みながら、高速で考える力も無意識に養っていたからこその結果なのです。
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## ◇読書ができないのは読み方に問題あり
### なぜ、あなたは1冊読みきれないのか?
情報インプットの速度を上げていくと、思考力やアウトプットの速度も上がっていきます。
そのほかにもインプット、アウトプットともに、意識的に速度を上げた方が良い理由があります。
読書や速読について、以下のような悩みはないですか?
*「読書しても読んだ内容を忘れてしまう」*
結論から言います。
そもそも人間は基本的に忘れる生き物です。
有名なエビングハウスの実験では、人は一つのことを20分で42%忘れ、1日たつと74%を忘れているという結果が出ています。
本を読んだり、セミナーを受けたりすると、その日は誰もが高いモチベーションに包まれるはずです。
しかし、翌日になると一気に冷めているというのは誰もが経験していることではないでしょうか?
本を一回読んだだけで、その内容を100%覚えられる人など、ごく稀でしょう。
文章を読むスピードが遅いと、数ページ読み進めたところで「前のページに何が書いてあったっけ?」と気になり、また前のページに戻って読み直す。
真面目な人は過去に何度も経験していると思います。
元のページより少し先まで読み進んだと思ったら、「書いてあった内容、何だっけ?」と確かめたくなり、また前のページに戻ってしまう。
そんなことを繰り返しているうちに文章を読むことに疲れ切ってしまい、結局1冊も読み終えることができず放置し、そのまま二度と読まないというパターンに陥ってしまいます。
このようなことは、読むのが遅いと思っている人や活字が嫌いな人には、少なからず思い当たる節があるのではないでしょうか?
全ての情報はインプットした瞬間に忘れ始めます。
インプットの速度を上げて、忘れる前に全ての情報をインプットできれば、前のページと行ったり来たりする必要はなくなります。
とはいっても、最初からそこまで高速で読めないかもしれません。
ここで重要なのは、「じっくり時間をかけてインプットしても、忘れるスピードが遅くなることはない」という事実です。
どんなに速いスピードで読んでも必ず忘れます。
なら、よりスピードを上げて一度でも多く繰り返しインプットした方が忘れにくくなります。
同じ本を何度も繰り返し読むこと。
つまり、高速でインプットするという意識を持つと、結果的にアウトプットも高速になっていきます。
こうした速いインプットを実践するためには何が必要でしょうか?
答えは簡単で、「時間やスピードに意識を向けること」です。
極論ですが、普段の自分より少しでも速く読もうとすれば、それだけでも速読になっているのです。
あとは、ひたすら実践あるのみ。トレーニングをして読む速さを何十倍に上げていくだけの話です。
特に「速読に挫折した」とか速読に対して否定的な考え方を持っている人の共通点は、最初から何十倍もの読書スピードを期待してしまい、無駄に目標を高くして挫折しているように思います。
はじめから、そんな高い目標は必要ありません。
読書は試練でも何でもなく、楽しんで読むものです。
人は意識を向けることができれば、何かしら新しい気づきが生まれ、それに対して何かしらの行動を起こそうとします。
しかし意識を向けていない状態だと、何も気づけず、何も行動を起こすことができず、変わらない自分のままであり続けます。
速読思考を持っている人は、時間に対しての意識や感覚が鋭敏です。
実際、速読で人生を変えた方の中には、
といった意見を多数いただきます。
これらの成果も、そもそも時間とスピードに意識を向いていなければ、おそらく得ることはできなかったでしょう。
・速読思考は、ビルゲイツが一番欲しがる能力
・本を速く読むことではなく、重要なのは速読というツールをどう生かすか?
・速読思考のメリットは?
読書の読むスピードや見る速度が上がると考える速度も上がる
・読書ができないのは読み方に問題あり
なぜ、あなたは1冊読みきれないのか?
・読書で「記憶」や「暗記」をしようとしても役に立たない
・速読よりも多読
読書の基本はゆっくり1回読むよりも3回読むことが大事
・読書は音楽を聴くのと同じ
「読む」から「見る」に切り替える
・速読に慣れるために、動画やテレビを1.5倍速で見ることが大事
・高速で考えるコツは考えすぎない
読書後にすぐアウトプットする癖をつける
・速読とアウトプットの基本
読書で入ってきた情報はなるべく早く使ってみる
・速読は丁寧に読まない
読書で読む順番にルールはないことを理解しよう
・速読したら成功も早いわけではない
読書後にアウトプットしたことで結果はついてくる
・あとがき